「損害保険」 と 「通信販売」

生命保険の分野において、最近、注目を集めているのは「通信販売専門の保険会社」の立ち上げでしょう。

具体的には、「SBIアクサ生命」 や「ライフネット生命」 のことですが、両社とも営業職員を抱えない組織であることなどから、「経費」 を削減し、より低料金での商品の供給を実現しています。

一方、損害保険の場合、既に通信販売を行っている保険会社もテレビCM等でおなじみだと思います。やはり、人件費等がカットできるために、保険料が安くなるメリットがある業態として認知されているはずです。

私は、生命保険は商品がシンプルであれば、「通信販売大いに結構!」 と考えています。ただ、損害保険については、「安ければいいのだろうか?」 という素朴な疑問を持っています。

実際、私の生命保険のお客様が自動車事故を起こされた際、通信販売で加入した会社のコールセンターに電話が繋がらなかったことがあります。コストダウンのため、センターの数を少なくしてあるせいだと思われますが、「すさまじいストレスを感じた」 そうです。

また保険金支払いにおいても、たとえば「示談」 があるように、損保の分野では「対人交渉」 による部分も生保より大きいものです。

そんなわけで、削るべきは削る、という事業運営における姿勢は尊重したいですし、通信販売の会社を全面的に否定するつもりはありませんが、少なくとも私は、「現場の人材」 にお金をかけている会社の世話になりたいと考えるものです。

2008年06月27日
寄稿者福本 健太   |  コンタクトコンタクト