先日、日経新聞に「医療保険」の原価率についての記事が出ていました。
「医療保険」とは、テレビCM等でおなじみかと思いますが、具体的には「入院保険」のことです。つまり、病気や怪我で入院した際に、1日当たり1万円の「入院給付金」が支払われる、といった保障内容をメインとする保険のことです。
で、金融庁が、こうした保険の原価率の公表を保険会社に対して求めたところ、結果は、概ね20~30%くらいであった、ということでしたが、「要は、儲け過ぎと言いたいのか?」というのが、私の素朴な感想です。「たとえばブランド物のバッグの原価率なども公表されていないではないか?保険商品だけ、なぜ原価の開示が求められるのか?」と思います。
しかし、一方で「ここまでやることも必要かもしれない。」と感じるのも事実です。実際、保険は商品として考えた場合、いわば”使わないかもしれない高価なプリペイド・カード”のようなもので、それこそバッグなどとは、かなり性格が違うものです。
また、お客様がよく言われる”お守り代わり”という認識も、正直、「消費者として甘い。」と言わざるを得ないものです。商品の評価には不可欠な「費用対効果」の問題が、曖昧なままにされる可能性があるからです。
保険会社の自主的な情報開示ではないものの、こうしたデータがお客様のコスト意識を高め、マーケットを成熟させることにつながれば幸いです。営業の現場でも取り上げていくつもりです。


